メリットややりがい
成長をサポートし見守る
専門知識が身に付き転職にも有利
障害者介護の場面では、高齢者介護では学ぶことできないものがたくさんあります。障害者それぞれに合ったサポートを提供するために障害に関する知識を学び、臨機応変に対応していく中で、専門性の高い介護スキルを習得することが可能です。これは他の介護施設でも役立つことが多いので、介護分野でオールマイティに活躍したいと思っている人にもおすすめの職場です。その人の特性や環境に合わせた介護を提供できるスキルは様々な介護施設から求められ、転職の際にも有利だと言われています。
たくさんの価値観に触れられる
高齢者介護でももちろん利用者それぞれの心身の状態や、生きてきた過程は異なっていますが、障害者介護ではさらに多様性があります。先天性の障害の人も、中途障害の人もいますし、経歴も様々です。そんなたくさんの個性の中に身を置くことで、自分にはない価値観や世界を知り、自分自身の成長や介護に役立つ新しい考え方に結びついていくことが多いようです。
「発達」していく喜び
障害者施設での介護は、それぞれの発達段階をサポートし側で見守ることができます。個々の特性や能力を適切な方法でサポートすることによって、以前はできなかったことができるようになったり、精神的な成長を感じることができるのは、障害者施設で働く介護職ならではのメリットと言うことができるでしょう。段階を踏んで自立していき、就職できた時の喜びを分かち合うことができるのは、他の介護施設では味わえないやりがいのひとつです。
障害者施設で介護職として働くAさん
実際に障害者施設で働いているAさんの話を紹介します。
Aさんは、高校生の時に参加したボランティア活動がきっかけで福祉の仕事に携わろうと考えたそうです。ボランティアを通して自分の福祉に対する関心や障害を持つ人に関わりたいという気持ちに気が付き、福祉大学へ進学しました。
実際の仕事の場面で嬉しかったこととして、夏祭りのエピソードを挙げています。準備が忙しく職員が焦っていたところ、利用者が何名かで「手伝うよ」と声をかけてくれたそうです。暑い中重い荷物を運んだりすることは大変だったと思いますが、どうにか夏祭りを成功させようと考えて動いてくれたことがとても嬉しかったということです。
このように人間同士として関わっていく中で、それぞれが固有の価値観を持ち、それに応じた物差しを持つことが大切だと気付き、利用者それぞれを尊重した個別支援を大切にして働いているそうです。
- 働く先輩からのメッセージ
- 障害者施設で働く喜びやメリットは、他の職員からもたくさん聞くことができます。興味を持った人は、ぜひご覧ください。